プロジェクターレンタル屋さんの”プロジェクター豆知識”
設置と設定
プロジェクターの設置と設定
プロジェクターの設置場所は、投影するスクリーンに対してどのような場所に設置するのがよいのか。投影角度が中心から上下左右30度以内が補正で対応できる範囲ですので、それに収めていただくのがよいという事になります。それ以上になってしまうと、歪んだまま投影してご利用いただくかしかありません。
会議室や式典が開催されるような会場ですと、プロジェクターで何かを投影して利用するということが想定された造りになっているので、プロジェクターを利用するシーンの大半では問題になることはありません。イレギュラーな使い方をされる場合、例えばご自宅でで大きな画面でホームビデオを楽しむ際に置き場所がない場合や、イベントで普段使わないような場所でプロジェクターを使う時などは注意が必要です。
利用時のご注意点
頻繁に起こるようなことではありませんが、画面の乱れ(線や模様などが入る現象)がある場合は、設定の問題ではなく機器の問題です。その場合は別の機器にお取り換えをさせていただきますが、当店ではレンタル前に確認しておりますので、過去にもそういった事例は発生しておりません。
しかしながら、『思ったよりくっきりはっきりとは映らないんだね』といったご意見をいただくことはあります。基本的にプロジェクターは、テレビ画面やディスプレイのようにクリアに画面を映すことができるものではないので、そういったものだと思っていただいた方がよろしいかと思います。ビデオを見たり、会議で使う資料を投影したりするような一般的な使い方であれば問題ありませんが、例えば細かい辞書の文字をはっきり投影させるのは難しいといった具合です。ではどの程度の細かい文字まで映せるのかというと、パワーポイントなら肉眼で資料の文字を追える程度の大きさがあれば間違いなく大丈夫です。ぱっと見の肉眼でぎりぎり追える程度の小さな文字は、プロジェクターでの投影は厳しくなるかと思います。
また動画を閲覧する場合、HDMIやVGAケーブルでの接続は問題ありませんが、USB接続の場合はパソコンのスペックが影響します。スペックが低いとガクつきが多くなりコマ送りのような現象が起きてしまいます。これは、プロジェクターの性能ではなく、完全にパソコンの性能に依存しますので、USB以外の接続が可能な場合はそちらでのご利用をお勧めさせていただいております。もちろんUSB接続でも問題ないことの方が多いのですが、念のためにご案内しております。
黒板への映像投影について
黒板に映す場合でも、投影することはできます。
ただ、プロジェクターは映像内で「黒」を表現する場合、何も映し出さないことによって表現しています。たとえば白黒の映像を映す場合、極端に言うと白い場所には光を当て、黒い場所には光を当てないことで黒を表現しているのです。明るい場所で投影する際、映像が少しぼやけて見えるのはこのためです。
黒板のように背景が白でない場合、映像は見えないことはないのですが、黒がしっかりと表現できず、映り方は悪くなります。このため、やはりスクリーンを一緒にレンタルされる方が多いです。
高校などでは、プロジェクターは学校で持っているところも多いので、スクリーンのみ貸し出す場合もあります。
プロジェクターの映像をきれいに見るコツ
映像をきれいに映し出すためには、部屋の中をできるだけ暗くしてください。投影面にプロジェクター以外の光を当てないことが重要です。しかし、たとえ真っ暗な部屋で投影しても、引き延ばしすぎるとやはり映像はぼやけます。ピントを適切に合わせることも大切です。
ただし、こうしないと絶対に見られない、ということでは決してございません。これらはあくまでも「よりきれいに」見るコツです。多少明るくても、映像を映し出すこと自体は可能ですので、ご安心ください。
また、「操作が少し不安なので」と前日からレンタルをご希望されるお客さまもいらっしゃいます。実際、ご自宅で試しに見てみるお客さまも多いです。練習用のレンタルももちろん可能ですのでご利用ください。
当日の会場への直接配送も行っております。レンタル期間は、お客様のスケジュールやタイミングでお選びいただけますので、ぜひお気軽にご相談ください。
